カエル探偵ファンのみなさん、こんにちは！今日も、ワタクシ、カエル探偵が、ナゾ解きするカエルとして大活躍したときのお話をお届けします。 今回の事件は、「グラグラ橋のナゾ」！依頼をくれたのは、ナガホソ沼で夜のあいだだけ漁をするという漁師のご老人です。さっそく現場に向かい、くわしい話を聞きました。 依頼人が言うには、毎晩、日が沈んですぐ、正体不明の音がして橋がユラユラグラグラゆれにゆれるんだとか。そのせいで、せっかくつかまえた魚がみんな川に落ちてしまうので、ホトホト困りはてている、というのが、ご相談の内容でした。ご老人のガッカリションボリ具合を目の当たりにしたワタクシ、カエル探偵は、さっそくナゾ解きに取りかかることにしました。ひょっとしてひょっとすると、これは犯罪事件かもしれません…。

そんなわけで、まずはグラグラ橋で張り込みをすることに。もちろん、ミステリアスな変装も忘れていませんよ！全身に落ち葉をくっつけて、うまくなりすましました。落ち葉の山に。張り込み中、散歩にきた子どもに上に飛び乗られそうになったので、いま思えばあんまりいいアイデアじゃなかったかもしれないけど、それでもがんばって耐え抜きました。 そうこうしてるうちに夜になって、漁師のご老人は漁を始めました。あたりは静まりかえっていて、橋もシーンとして、1時間たっても、ゆれる気配なんてありません。だんだんムズムズしてきて（落ち葉のせいで）、がまんの限界がきそうになったころ…とつぜん、音がしたんです！暗かったから最初は何が起きたかわからなかったけど、たしかに、橋はユラユラグラグラゆれにゆれていて、あやうく魚といっしょに川に落ちるところでした。

そこでついに、クールな変装を脱ぎ捨てスックと立ち上がったカエル探偵！ゆれを起こした犯人は、橋の向こうへ渡っていったようです。必死に体勢を立て直しつつ犯人を追いかけると…だんだん追いついて…見えました！何者かの姿が！安全のために、ワタシはそこで武器を取り出しました。そう、じまんの虫メガネです。犯罪のナゾを解くのに、これほど適した武器はありません。言っておきますが、カエル探偵がホンモノの武器なんて使わないのは、宇宙の常識です。

そんなわけで、虫メガネで見てみると…なんと…！ゆれの原因は、カンガルーさんがピヨ～～ンと勢いよく飛びはねているせいだったのです！彼女は夜の橋で飛んだりはねたりするのが大好きで、だれかが橋の上にいるなんて、思いもしなかったとのこと。漁師さんが魚を落としてしまわないように、これからは橋で飛びはねるときには事前に大きな声で知らせてくれることになりました。一件落着！

以上、事件の報告を終わります！カエル探偵でした。

カエル探偵ファンのみなさん、こんにちは！今日は、ワタクシ、カエル探偵が、ノリノリディスコで災難の現場に遭遇したお話をしましょう。いやはや、こんな事件って、あるんでしょうか…。はい、あるんです！ 何やら災難が起きたと聞いて、現場のノリノリディスコへ出向いたワタクシ、カエル探偵。くわしい話を聞いたところ、なんと、ミラーボールが何者かに盗まれてしまったとのこと！なんのヘンテツもないバスケットボール（キラキラしてないやつ）と、すり替えられてしまったというではないですか。これは一大事！バスケットボールの下じゃ、とてもノリノリになんてなれません。 今回の事件、とにかく難解をきわめました。なぜなら、証拠が何もなかったからです…。ただひとつ、現場に落ちていた小さな小さな帽子をのぞいては。それはあまりにも小さくて、カエル探偵の頭にも小さすぎる帽子でした。残された証拠は小さくても、事件のナゾは決して小さくない…そんな気配が、アリアリと感じられました。 犯人を見つけるには、高いところではなく、低いところをよく調べるべき…そう考えたワタクシ、カエル探偵は、じまんの虫メガネを取り出し、床にしゃがんでさらなる手がかりをさがしてみました。

すると…なんと！ちっっっちゃい足あとがあるではないですか！そして、その足あとをたどっていった先には、ちっっっちゃい穴が！中は犯罪者たちの巣くつかもしれません。勇気をふりしぼって、大きな声でこう呼びかけました。「すみません！！だれか中にいますか！？！？！？」すると、ちっっっちゃい声で、「います」という返事が。びっくりして、穴に向かって聞いてみました。「ひょっとして、行方不明のミラーボール、持ってたりしませんか？」 すると…………しばらく沈黙が続いて…………小さなアリの少年が、穴から出てきました。そして彼は、申し訳なさそうにこう言いました。

「あれがミラーボールだなんて、知らなかったんだ！ボクたちみたいにちっっっちゃいヒトたちがみんなで使える鏡だと思って…」

ナゾが解けてうれしくなったワタシは、アリさんたちには別のミラーボールをプレゼントすることをお約束して、巣の中に持ち去られたほうはノリノリディスコにお返ししました。またしても、カエル探偵のおかげで一件落着！！

以上、報告を終わります！カエル探偵でした。

カエル探偵ファンのみなさん、こんにちは！今日もワタクシ、カエル探偵が、事件のナゾを解くカエルとして大活躍した話をお届けします。今回はなんと、森がまるっと盗まれた事件です！まほう使いの町、ウィッチタウンの町長さんから電話が来て、急いで現場に来てほしいと言われました。みんな森が見つからないせいで、森の中での「まほ活」ができなくて困ってるというんです。これは一刻も早く解決しないといけない一大事！ワタクシ、カエル探偵に依頼がきたのも納得です。

ところが調査を始めてみると、ひょっとすると解決は不可能かも…なんて考えが頭をよぎるほどの難事件でした。 森が見つからなくて、町のみんなは困りはてていました。「最後に森を見たとき、森はどこにありましたか？」って聞いても、みんなヘンな顔をするばかり。どうやら自力で手がかりを見つけるしかなさそうです。上を見たり下を見たりしてさんざんさがしてみましたが、なんとか見つけた手がかりもみんな、行き詰まってしまいました。

もはやこれまでかとあきらめかけたそのとき。遠くに、何本もの木のこずえが見えました。ん？あれはまさか…森じゃないよな…？そう思って、木が生えているほうへどんどん進んでいくと…まちがいありません、たしかにそれは、森だったんです！ いったいぜんたい、どうなってるんだ？？？急いで町へ引き返して、住人のみなさんに聞いてみました。「みんながさがしてる森って、ひょっとして、あれですか？」 するとみんな、一瞬困惑したような顔をして、それから、「そうだよ！」と答えたんです。どういうことなんでしょうか…？森が植えかえられた形跡はない。そして、森はもどってきた。そもそも、どこへ消えていたんでしょうか。 それからいろいろ調べてわかったことは、森は盗まれていなかった、ということでした。動いていたのは町のほうで、隣町のウィザードヒルズの住人たちが、イタズラしてウィッチタウンを180度回転させていたんです！ヒドい！ とはいえ、これは犯罪事件とはいえません。森はずーっと同じところにあったことが判明したので、ワタクシ、カエル探偵は、安心してウィッチタウンをあとにしたのでした。一件落着！！

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